ひざ痛

主原因は変形性膝関節症

 多くの中高年が悩むひざ痛の最大の原因は、ひざ関節の軟骨の変形によって起こる変形性膝関節症です。推定患者数は2,530万人に上り、女性の割合が多く、60代では約6割、70代では約7割、80代では約8割が変形性膝関節症であると報告されています。

 ひざ関節は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)をつなぐ大きな関節で、骨の両端は骨どうしがぶつかり合うのを防ぐ関節軟骨で覆われています。さらに、大腿骨と脛骨の間には、半月板という軟骨組織もあり、クッションの役割を果たしています。

 ところが、肥満や足の筋力低下、悪い姿勢や歩き方によってひざ関節の特定の部位に過大な負担がかかると、軟骨がすり減ったり、骨の一部にトゲ(骨棘という)が生じたりして、痛みやはれが現れます。これを、変形性膝関節症といいます。

診断チェック

 変形性膝関節症は、以下の体質や生活習慣があると、発症しやすいと考えられています。

(1)O脚 両足のひざの間に指が3本以上入る

(2)太ももの筋力が弱い 特に、着地時の衝撃を和らげるひざ前面の大腿四頭筋の筋力低下

(3)冷え太り体質 血流が不足すると痛みやはれを強く感じ、体が重いとひざの負担が増大

(4)水分不足 水分の摂取が不足すると、ひざ関節液が減り、軟骨が傷みやすくなる

対処法

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ひざ痛は運動療法でよくなる例が多い

 一般に、鎮痛薬による薬物治療や電気治療、温熱治療、運動療法のほか、関節液を補うヒアルロン酸注射などが行われ、それで対処しきれない場合は、手術が選択されます。

 自分でできる対処法としては、上記の4大体質の解消に努めるとともに、最近は「軟骨強化エクサ」や「ひざさすり」などの新しい運動療法や手技療法が考案され、痛みのケアに役立てられています。

このテーマが掲載されている雑誌

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